手頃に利用できる

雪の結晶

緊急地震速報受信機には、FMやAMラジオを利用する受信機と、地震速報専用の受信機があります。一般家庭に普及しているのはラジオを利用する受信機です。これは気象庁が緊急地震速報を出すと、ラジオが放送局からの特殊な信号をキャッチし、自動的にスイッチを入れる仕組みになっています。価格は安く利用料もかかりませんが、電波が弱い地域では動作が不安定になる可能性があります。 地震速報専用の受信機は、専用回線またはインターネット回線を通じて、気象庁から直接信号を受信し、音や光で警報を伝えます。そのため起動が早く確実ですが、初期費用や利用コストは高めになります。こちらは病院や工場などの公共施設で主に利用されています。

緊急地震速報受信機を設置していても、完全に安心というわけではありません。緊急地震速報から大きな揺れが来るまでは、長くても数十秒しかないからです。震源が近ければ、この時間はもっと短くなります。そこで緊急地震速報が間に合わない場合に備えて、地震計を内蔵し初期微動を検知する緊急地震速報受信機もあります。少しでも避難する時間を稼ぎたいとき、この機能の効果が期待できます。 地震の予知は現状では不可能ですし、緊急地震速報にも誤差は付き物です。大切なのは緊急地震速報受信機が作動したとき、十数秒から数十秒の間で何ができるのかを考え、普段から訓練しておくことです。そうすれば地震による被害を最低限に抑えられるでしょう。